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世界のコロナ感染者数、横ばいに 米・ブラジルで減少

有料記事新型コロナウイルス

高野遼 合田禄
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 新型コロナウイルスの1日当たりの世界の感染者数が7月下旬以降、横ばいで推移している。約3カ月にわたって右肩上がりで増え続けてきたが、感染者が最多の米国とブラジルが減少に転じたことで、増加傾向に歯止めがかかった形だ。ただ、過去には4~5月にいったん落ち着いた世界の感染者数がその後再び急増した経緯もあり、引き続き楽観はできない状況だ。

 1日当たりの感染者数を世界規模でみると、7月下旬に増加が止まり、8月末まで1日に25万人前後で推移している。主な原因は、世界の感染者の4割近くを占める米国とブラジルで感染者が減り始めたことだ。

 米国では7月下旬をピークに減少に転じ、米メディアは「マスク着用の義務化やバーの営業停止などが効果を発揮した。ただ、学校が再開すればまた増加に転じる恐れもある」との専門家の見方を伝えている。ブラジルでも7月下旬以降、感染拡大のペースが落ちてきた。

 一方で、感染者が世界で3番目に多いインドのように増加が止まらない国もある。インドでは8月上旬以降、1日当たりの感染者数が世界一となり、現在は1日に7万人以上の感染者を出している。AP通信によると、感染は大都市から小さな町や地方部へと広がっているという。

 人口10万人以上の国・地域…

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