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 コロナ禍で山梨県内の富士山や南アルプスの北岳、間ノ岳などに至る登山道は閉鎖され、山小屋も営業していない。北アルプスの山小屋は泊まれるようだ。感染対策を見ようと1~3日、燕岳(つばくろだけ、2763メートル)近くに立つ燕山荘(えんざんそう)を訪ねた。

 定員600人。例年は混雑するが、支配人の河地清人さん(48)は「宿泊客はすっごい少ない」。1、2両日はいずれも約30人だった。3密回避で食卓や寝室の利用は半数以下に制限していて、利用客には「くつろげる」と好評だ。

 燕岳から槍ケ岳(3180メートル)への「表銀座縦走コース」はグループ登山客に人気だが、滞在中は行き交う人が少なかった。

 食堂で隣り合った埼玉県所沢市の観光業、原田龍之介さん(27)は「初対面の会話が楽しみのひとつ。感染予防でかなわず残念」と話す。

 栃木県鹿沼市の会社員、山崎千尋さん(32)は「槍ケ岳を見られてうれしかった。こんな時も迎えてくれた山小屋のみなさんに感謝します」。(河合博司)