[PR]

 「立憲民主党」か「民主党」か――。合流新党の党名をめぐり、代表選(7日告示、10日投開票)への立候補を表明している立憲の枝野幸男代表と国民の泉健太政調会長が、6日のNHKの討論番組でそれぞれが推す新党名への思いを語った。

 代表選では、新しい代表とともに党名も投票で決める。枝野氏は「立憲民主党」、泉氏は「民主党」をそれぞれ提案する。

 枝野氏は、安倍晋三首相の後継を決める自民党の総裁選と同時期に149人の合流新党ができることについて、「7年8カ月ぶりに今の政権に対峙(たいじ)できる一つの大きなまとまりを作ることができた」と強調。その上で党名を「立憲民主党」と掲げる理由について、「自民党は憲法を無視し、単純な多数決が民主主義だという勘違いをしている。それとの明確な違いを示すのは立憲民主主義だ。自民党に対するもう一つの存在として分かりやすい」と述べた。

 「民主党ではどうか」と問われると、「民主党と自由民主党では、『自由』がついているだけで、向こうの方が(マージャン用語でいう)一翻(イーハン)ついちゃうような話になる」とも述べた。

 一方、「民主党」を掲げる泉氏は「民主党政権では、枝野氏が幹事長をはじめ大臣も(経験)し、私もその政権の一端を担った。この責任、反省から逃げないことが極めて大事だ」と語った。そのうえで「政権交代の流れは、この10年、20年、ずっと先人の歴史があって取り組んできた。その歴史を直視しながら、新しい世代の野党をつくっていく」と述べた。

枝野氏「年収1千万未満には所得税減免も」 泉氏「コロナ収束まで消費税凍結」

 両氏は、新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ経済への対策として、減税策にも言及した。

 枝野氏は、消費減税のほかに、年収が1千万円程度に満たない人への所得税の免除、「ミニマムのベーシックインカムのスタート」としての低所得者への継続的な給付を掲げた。

 泉氏は、「コロナが収束するまで消費税は凍結すべきだ。インフレ率2%に至るまで、こういった施策を続ける必要もあるのではないか」と述べた。さらなる現金給付も含め、「大胆な経済政策を打っていかなければ難しい」との考えを示した。(吉川真布)

【動画】立憲と国民の合流新党。「大きなかたまり」となるか