[PR]

 6日、甲子園での阪神―巨人戦が雨天中止になった。13連戦の6試合目になるはずだった両チームにとってはプラスだろう。

 阪神はこの5試合で接戦が多かった。のべ15人が登板した救援陣は、疲れの蓄積が心配されていた。追い上げへ、総力態勢をとっているだけに、休息の時間は貴重だ。

 それだけではない。今回の中止で、最終戦が甲子園での巨人戦になる可能性が出てきた。今季限りでの引退を表明した藤川は、巨人戦に並々ならぬ思いを持つ。球団関係者は「『伝統の一戦』が藤川投手の引退試合になるかもしれない。あれだけ偉大な功績の選手だし、最高の舞台で引退してほしい」と願う。

 現在、2軍で調整を続ける藤川は「1日でも、1分でも早く」と1軍復帰を目指している。宿敵を率いる原監督も「(藤川は)粉骨砕身の精神を最後まで貫くでしょう。それに対し我々も全力で挑んでいく。最後までそうなる」と受けて立つ構えだ。実現すれば、これ以上ない花道になるだろう。(内田快)