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 京都府南丹市の京都伝統工芸大学校の生徒が作った手作りマスクの作品展が、京都市中京区の京都伝統工芸館で開かれている。さまざまな工芸技術を学ぶ生徒が自由に発想した、独創的なマスク約80点が展示されている。入場無料。13日まで。

 たとえば、即席麺の空袋と輪ゴムで作ったマスクは、ごみになるものでも有効活用できるということを表した作品だ。大阪弁や京ことばが印刷されているマスクには、生まれ育った故郷を大事にしてほしいとの思いを込めて作った。

 作ったのは、普段は陶芸や仏像彫刻などを専門に学ぶ生徒たち。新型コロナウイルス感染拡大の影響でマスク不足が深刻化していた4月、同校で建築を教える川北英さん(71)がゼミ生14人に「専門分野の深掘りだけでなく、今あるもので、時代に求められているものを作ろう」と呼びかけたのがきっかけだ。

 川北さんは「困ったときにアーティストとして社会や地域のために何ができるのかを学生と考えた」と話している。(吉村駿)