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 全国で感染拡大が収まらない新型コロナウイルス。四国4県では6月中の感染者の確認が計1人になり、一時収束するかに見えたが、7月以降、各県で再び増加傾向が続き、感染者は4県で計470人を超えた。各県は医療・検査体制の整備に力を入れ、感染拡大の防止に努めている。

 香川県内で確認された感染者は80人超。8月末時点で1人が亡くなった。

 初めての感染者確認は3月17日。高松市立保育所では4月、クラスター(感染者集団)が発生し、保育士11人、園児2人の計13人の感染が判明した。

 県は4月半ば、県独自の「緊急事態」を宣言。新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づき、県民には不要不急の外出自粛を、遊興・遊技施設、飲食店などには休業や営業時間の短縮を要請した。

 大型連休中の5月2~6日には、「県外からの観光客が多い」うどん店に対しても休業協力を求めた。

 感染者は4月下旬から2カ月以上判明しなかったが、7月10日に29人目が確認されてからは再び増え始めた。県は「感染警戒期」として県民に対し、不要不急の県外への外出を慎重に検討するよう呼びかけた。

 一方、8月には三木町で親族ら6人、三豊市では同じ飲食店を利用した7人の感染が相次いで判明するなど、狭い範囲で感染が広がる例が目立った。

 県や各市町は医療・検査体制の拡充を進めた。5月からは「ドライブスルー方式」で検体を採取し、PCR検査に回す「地域外来・検査センター」が丸亀市や高松市などで稼働している。県環境保健研究センターのPCR検査能力も、当初の1日最大96検体から144検体まで拡大した。

 県は今後、民間検査機関も含めて、1日最大633検体の検査能力を確保するとしている。(大野正智)