小林太一
台風10号が九州の西を通過した後の7日午前11時40分ごろ、土砂崩れで4人が行方不明になっている宮崎県椎葉村の上空を本社ヘリで飛んだ。
約400メートル上空はやや強い風が吹き、機体は断続的に左右に揺れる状態。小雨も降っており、視界は良くなかった。
現場は背後に急な山が迫り、手前に川が流れる細長い土地に、数軒の家が立つ集落。集落を通る道は泥水に覆われ、川には濁水が激しく流れている。
被害に遭った住宅は、山の頂上付近から一直線に流れ落ちた土砂で跡形もなく押しつぶされている。
住宅が立っていたと思われる場所には、住宅の残骸や山から落ちてきたとみられる木々が散乱。隣にある工場のような建物の上にも木が乗っていた。
ヘルメットをかぶり、救出作業に当たっているとみられる人たちがいた。大量の土砂で思うように作業が進まないのだろうか。手を止め、立ち尽くしている人の姿もあった。(小林太一)
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