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スポーツのミカタ

 「しゃー」「ナイス」「どんまい!」。7月4日、愛知県では高校総体の代替大会のトップを切ってソフトテニス個人戦が開かれた。3年生がコートで感情を爆発させる。新型コロナウイルスで試合中止が相次ぎ、久々の公式戦。試合ができる喜びを味わった。

新型コロナウイルスの影響で高校総体など多くの大会が中止となるなか、各地で代替大会が開かれている。どんな思いで競技に臨んでいるのか。高校生アスリートのひと夏を追った。

 異様なムードだった。男女で試合日をわけて開き、「密」にならないよう敗退したペアはすぐに帰宅。ペア間のハイタッチ禁止に検温、マスク、手指消毒……。「対策を徹底しないと、もしクラスター(感染者集団)を出したらしゃれにならない。スポーツ界に影響が出る」と競技関係者は話した。

 総体は例年5月の開催、しかし7月にずれ込んだことで試験期間と重なり、試合の合間に参考書を開いて勉強する3年生もいた。

 春日井工の内田大椰(だいや)さん(3年)と弟礼音(らいと)さん(1年)は兄弟ペアで初出場。「これまでは別でしたけど、もう最後なので」とペアでの出場を決めた。

 「コロナがあったからこそ2人で練習する時間もでき、ペアが組めました。兄弟げんかもあったけれど、最高の思い出ができました」(土井良典)