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 プロ野球12球団と日本野球機構(NPB)は7日、実行委員会を開き、ドラフト拒否選手との契約制限を申し合わせた通称「田沢ルール」の撤廃を決めた。

 同ルールはドラフト指名を拒否して大リーグ球団と契約した選手について、帰国しても高校出は3年、大学・社会人出は2年、契約しないというもの。2008年秋、ドラフト1巡目指名が確実だった新日本石油ENEOS(当時)の田沢純一投手が大リーグ球団との契約を希望。それに対して12球団側が海外流出防止策としてペナルティーを規定したことから、「田沢ルール」と呼ばれた。

 今季レッズを自由契約になった田沢が、今夏に独立リーグのBC埼玉に入団したことで再び注目されていた。NPBの井原敦事務局長によると、日米の野球を取り巻く環境が当時と変わり、8月に選手会からも要望があったことから、撤廃を決めたという。NPBでは日本人選手はドラフト指名を経ての契約が必要なため、田沢も今秋のドラフトの対象選手となる。田沢はルールの撤廃に感謝した上で「自分を必要としてくれる球団がありましたら、NPBの舞台でもプレーできたらと思っています」と球団を通じてコメントした。