主役なきゴーン法廷、弁護側は反論へ「完全に適法」

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 日産のカルロス・ゴーン元会長が東京地検特捜部に電撃的に逮捕された事件の裁判が、15日に始まる。側近だったグレッグ・ケリー元代表取締役の初公判だ。ゴーン元会長は海外に逃亡し、「主役なき法廷」となるが、元会長自身の事件が問われる初の裁判となる。

 ゴーン元会長は四つの事件で起訴された。巨額の役員報酬を隠したという金融商品取引法違反事件と、サウジアラビアやオマーンの友人に日産資金を不正送金したなどとする三つの会社法違反(特別背任)事件だ。ケリー元役員が共犯として起訴されたのは金商法違反事件だけで、特別背任事件は審理されない。

 検察側は、ゴーン元会長の毎年度の報酬が20億円前後だったのに、有価証券報告書では10億円程度と開示し、残りの「未払い報酬」は隠したと主張している。争点はこの「未払い報酬」が存在したかどうかだ。

「未払い報酬」めぐる解釈争点

 検察が重視するのは、報酬隠…

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主役なきゴーン法廷

主役なきゴーン法廷

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