教育は「経済再生の道具」になった 変容した安倍政治

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聞き手 編集委員・氏岡真弓 編集委員・増谷文生
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 第1次、第2次を合わせて8年8カ月も政権を担ってきた安倍晋三首相が、まもなく辞任する。教育に強い関心を持ち、賛否両論を巻き起こす様々な政策を実行してきた首相は、教育界にどんな影響を与えたのか。2人の識者に振り返ってもらった。

中嶋哲彦・日本政策学会長「古い国家主義、途中から変容」

なかじま・てつひこ 名古屋大名誉教授、愛知工業大教授。日本教育政策学会長。専攻は教育行政学教育法学。著書は「国家と教育 愛と怒りの人格形成」「教育委員会は不要なのか あるべき改革を考える」など。

 安倍首相の教育政策の最大の特徴は、個人より国家を重視する「国家主義」の色彩が濃く、しばしば復古的な面が出てくることです。個人の成長発達を保障するのが戦後教育の理念でしたが、個人は国家のためにあるというのが安倍政権の教育政策でした。

 国家主義的教育が推し進めら…

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