新種昆虫の学名に故・中村哲医師 エジプト出身者が命名

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平塚学
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 佐賀大農学部生物科学コースシステム生態学分野の徳田誠准教授(44)=昆虫学=らの研究グループが、タマバエの新種を発見したと発表した。和名は「ミズメタマバエ」で、学名はアフガニスタン人道支援に尽力し凶弾に倒れた故・中村哲医師(享年73)にちなみ「マッサロンギア・ナカムラテツイ」にした(末尾の「イ」は学名に人名を付ける際の接尾辞)。

 徳田准教授によると、2018年8月、学生と佐賀・長崎県境の多良岳で調査していた際、ミズメという樹木の葉にいたタマバエの幼虫を見つけ、持ち帰った。見た目が蚊のような成虫は2~3ミリで、研究の結果、国内で確認されていない「マッサロンギア属」の新種と分かったという。

 研究室に在籍していたエジプト出身のイルサイド・アイマンさん(31)らと学名を考えていた昨年12月、中村さんが銃撃され亡くなった。イスラム教徒のアイマンさんは「これほどすごい人がいたとは」とその生涯に衝撃を受け、名前に付けることを希望したという。

 徳田准教授は、中村さんが現…

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