豪メディア2記者が中国出国 当局が事情聴取要請し避難

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シドニー=小暮哲夫、北京=冨名腰隆
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 オーストラリア公共放送ABCと経済紙オーストラリアン・フィナンシャル・レビュー(AFR)の中国特派員2人が8日、豪州に急きょ帰国した。3日に中国当局から出国禁止を言い渡され、事情聴取を求められたため、拘束される心配から豪大使館などに避難していた。

 両国の関係は近年、豪政府が華為技術ファーウェイ)の5G事業参入を禁止したり、中国の新型コロナウイルスの対応について国際的な調査を要求したりしたことで悪化している。特派員への聴取をめぐり豪州では、中国が豪州に圧力を強める「人質外交」(オーストラリアン紙)ではないかとの見方が出ている。

 豪外務省や両メディアによると、帰国したのはABCのビル・バートルズ北京特派員とAFR紙のマイケル・スミス上海特派員。豪メディアの中国特派員はこの2人だけだった。

 3日未明、2人の自宅に中国の治安当局者7人がそれぞれ訪れ、出国禁止を告げて事情聴取を求めた。AFRによると、当局は8月から拘束されている中国出身の豪州人ジャーナリスト、チェン・レイ氏の事件の参考人だと説明したという。

 2人は身の危険を感じ、それ…

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