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 東京都目黒区で船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5)が虐待されて死亡した事件で、保護責任者遺棄致死の罪に問われた母親の優里(ゆり)被告(28)の控訴審判決が8日、東京高裁であった。若園敦雄裁判長は懲役8年とした一審・東京地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。

 弁護側は、一審判決について「夫の心理的DV(家庭内暴力)の影響を過小評価している」として量刑不当を主張していた。

 一審判決によると、優里被告は2018年1月下旬から結愛ちゃんに十分な食事を与えず、夫の暴力を結果的に容認して衰弱させたのに病院に連れて行かず、3月2日、敗血症で死なせた。結愛ちゃんは食事制限で、1カ月余りで体重の約4分の1を失っていた。

 当時の夫の雄大受刑者(35)は、虐待を主導したとして同罪などで懲役13年の判決が確定している。(根津弥)