30年前のジャケットが復活 印象一新のテクニックは

取材・机美鈴、撮影・滝沢美穂子
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 スタイリストの谷山伸子さんが、読者の自宅にある服や小物を組み合わせ、新たなスタイリングを提案します。大阪府富田林市の北野雅江さん(51)は、家業の豆菓子屋さんのお手伝いで、人前に出る機会も多いとのこと。「きちんと見えて、おしゃれな着こなしを知りたい」と言います。

 まずは、今夏に購入したミントグリーンのロングスカートの着こなしから。白シャツ以外の組み合わせがわからないと言います。谷山さんが見つけたのは、上質なニットジャケット。「30年前に買った思い出の品。ダボッとしたラインが今どきじゃないから」と半信半疑の北野さんに、谷山さんはくしゅくしゅと袖まくり。ベルトでウエストを絞ると、クールな着こなしが完成しました。

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 スパンコールをあしらったニットは、ハンチングをかぶり元気な印象に。「キラキラしたものはフォーマルに、と考えがちですが、オトナ世代はむしろカジュアルに採り入れた方が上質感が出ます」と谷山さん。

記事後半では、2年前に購入したもののしまい込んでいたワンピースを生かすコーディネートを紹介します。

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 丸襟のシャツを選び、ストールを巻くと、気分はさながら「ローマの休日」のアン王女。サンダルに靴下を合わせ、秋仕様のコーディネートが完成です。

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 次なる主役は、2年前に購入したまま値札も取らずにしまい込んでいたワンピースです。

シックな印象ですが、レギンスを合わせて若々しく。頭に巻いたシフォンのスカーフにシルク玉のネックレスを組み合わせ、ベージュ色の縦長ラインがつながってすらりと見えます。

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 チュールレースのスカートを重ねるとレディーライクに。きゃしゃなパンプスを選ばずにかっちりした靴で「こなれ感」を出すのが谷山流。

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 最後は大判のストールをショール代わりにくるりと巻き、ハラコ素材のバッグを手に。個性の強いアイテムを組み合わせつつも、白・黒・茶色の3色に収め、洗練された雰囲気になりました。

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 北野さんは「持っているものの組み合わせだけでこんなに変身できるなんて」と、「谷山マジック」に驚いた表情。谷山さんは「ベーシックなアイテムも、小物の組み合わせ次第で一気にあか抜けますよ」とアドバイスしました。(机美鈴)