政府は8日、新型コロナウイルス感染症対策で9月末までとしているイベントの開催制限を緩和する検討に入った。11日にも開く政府の分科会で専門家らの理解を得られれば、4連休初日の19日ごろから、前倒しで緩和したい考えだ。
複数の政府関係者が明らかにした。政府はイベントについて①参加者の人数上限は5千人②屋内イベントは施設定員の50%以内、とする制限の範囲内で開催するよう求めているが、一定の条件の下で緩和する。
プロ野球とJリーグから、2万人または収容率50%の少ない方とするよう求める要望が出ていることなどを踏まえ、①では、1万人かそれ以上に引き上げることで調整中だ。
②については、スーパーコンピューターによる飛沫(ひまつ)の飛散の仕方に関する解析結果などを踏まえ、観客が大声を出す場面が少なく、飛沫が飛散する恐れが小さいクラシック音楽のコンサートや、能・歌舞伎など古典芸能のイベントを対象に、50%以内の制限をなくす方向で検討している。
政府の分科会は、初夏以降の…

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