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 11日で東日本大震災から9年半を迎える。当時、福島県須賀川市の藤沼ダムが決壊し、大量のダム湖の水が下流の集落を襲った。濁流に巻き込まれながらも桜の木にしがみつき、その後、救助された女性がずっと感謝の言葉を伝えたかった人がいた。この夏、9年ぶりに願いがかなった。

 女性は同市長沼に住む春日友子さん(85)。2011年3月11日、ダムの下流約2・5キロにある寺西地区の知人宅を訪れていた際、大きな揺れに襲われた。一度は外へ出たが、雪が降り始め、再び知人宅へ戻った。

 玄関から居間へ上がった時だった。濁流が家屋の壁を突き破って一気に押し寄せてきた。春日さんは開けっ放しだった玄関から外へ流され、うつぶせ状態のまま10メートルほど離れた桜の木に引っ掛かった。

 桜は直径20センチほどの若い…

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