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 外食大手のコロワイドは8日、定食チェーンの大戸屋ホールディングスに対する株式の公開買い付け(TOB)が成立する見通しだと発表した。株式の保有比率を19%から47%に高めた。TOBに反対してきた大戸屋の経営陣を刷新する考えだ。敵対的なTOBが日本の外食大手で成立したのは初めてとみられる。

 コロワイドは居酒屋の「甘太郎」や焼き肉の「牛角」、「かっぱ寿司」などを展開しており、TOB前から大戸屋の筆頭株主だ。

 TOBは7月、当時の市場での価格に4割のプレミアムを上乗せして始めた。外部で調理した食材を店内で仕上げるセントラルキッチンを大戸屋に導入し、仕入れや配送を効率化してコストを減らす、と訴えた。

 これに対し、大戸屋の経営陣は「株主の意見に反していて強引」と反対を表明した。従業員の有志も記者会見し、セントラルキッチンの導入などを理由に反対した。8月には食品宅配大手、オイシックス・ラ・大地との業務提携を結んだ。

 大戸屋は、6割ほどの個人株主にも働きかけた。自社の経営方針を「お客様思考、町のご飯屋、オンリーワン」と強調し、「コロワイドは自分本位、工場、平凡」だと主張。こうした書面を株主に送り、電話も個別にかけた。

「これまで通りの味を出せるのか」 不安視する声も

 敵対的となったTOBは当初期限だった8月25日の時点では目標に届かず、コロワイドは、期限を9月8日に延長。TOBでの取得の下限を当初の45%から40%に引き下げ、成立にこぎつけた。費用は60億円程度とみられる。

 コロワイドにとっては、難航していた買収を1年がかりで前に進めた形だ。

 昨年10月に大戸屋の創業家か…

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