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(8日、プロ野球 巨人2―0中日)

 巨人が3連勝で今季最多の勝ち越し「19」とした。三回に坂本の二塁打で先制し、八回は亀井の犠飛で加点した。菅野は開幕から10連勝。

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 今季負けなしの巨人・菅野と、5連続完投勝ちの中日・大野雄。好投手の投げ合いは、菅野に軍配が上がった。開幕投手が開幕から10連勝したのは、2リーグ制後では2004年の岩隈(近鉄、現・巨人)以来、5人目の快挙だ。

 「(大野雄を)もちろん意識したし、自分の記録も頭にあった。勝ててよかった」。ヒーローインタビューでそう語った菅野は、7回を投げて序盤にしかピンチがなかった。一回2死一、三塁は高橋を150キロで左飛。二回2死一、二塁では、大島をカットボールで空振り三振に仕留めた。

 安定感の要因の一つに、変化球の球速の変化がある。昨季はカットボールとフォークが130キロ台後半でそろっていたが、今季は新フォームの効果か、フォークが140キロ台中盤に。「150キロ超の直球とカットの間にフォークが入って、メリハリが付いた。幅が広がった」という。

 セ・リーグの開幕投手で開幕からの2桁連勝は北別府学(広)の11勝だけ。今の勢いなら更新も夢ではない。(松沢憲司)

開幕投手・開幕からの連勝記録

12勝 2004年 岩隈久志(近、15)

11勝 1981年 村田兆治(ロ、13)

   1982年 北別府学(広、15)

10勝 1985年 東尾修(西、13)

   2020年 菅野智之(巨、12)

(2リーグ制後。かっこ内は達成時の球団と所要試合数)

記録逃した大野雄「ええピッチャーは…」

 中日の大野雄は、球団新記録の6連続完投勝利は逃しても、9回を投げきった。三回2死二塁。「無理に勝負にいかない」と投じた外角の落ちる球を巨人・坂本にとらえられ、左翼フェンス直撃の適時二塁打。28イニングぶりに失点した。自身は打席で2安打を放ったが、打線の援護はなかった。菅野に投げ負け、「ええピッチャーは先に点をとられんな、と。粘りや技を感じた」。

 原監督(巨) 好投手の投げ合いに「いい投手戦でした。甲乙つけがたしというところでしょうな」。

 坂本(巨) 三回に流れを引き寄せる先制の左越え適時二塁打。「チャンスが少ないと思っていたので、打ちたかった」