【動画】装具をつけて歩行練習に励むキリンの「はぐみ」=安佐動物公園提供、三宅梨紗子撮影
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 広島市安佐北区の市安佐動物公園で、両後ろ脚に障害のあるアミメキリンの赤ちゃん「はぐみ」(メス)が歩行練習に励んでいる。この春生まれたばかり。広島県内の大学講師が作製した特別な装具を着けて、少しずつだが歩ける距離も長くなってきた。目標は装具なしで歩くことだ。

 父イブキと、母メグミの間に生まれた。キリンの飼育技師堂面(どうめん)志帆さん(30)が、生命力にあふれ、すくすく育つようにとの思いを込めて名付けた。

 メグミの出産が近づき、ビデオを設置して備えていた4月9日。朝、堂面さんが飼育部屋に入ると、すでに赤ちゃんがうずくまっていた。肌は乾いており、生後数時間が経っていた。ビデオケーブルは外れていた。

体重が増えてくるとギプスが割れて

 キリンは生後30分から1時間ほどで立つはずだが、赤ちゃんは座ったまま。両後ろ脚が曲がっていることに気がついた。駆けつけた獣医師が診察すると、腱(けん)が伸びきって脚を伸ばすことができない状態だった。

 1、2カ月はギプスで脚を固定したが、うまく踏ん張れない様子だった。体重が増えてくるとギプスが割れ、痛がった。

 そこで、広島国際大学(広島県東広島市)の総合リハビリテーション学部で講師を務める山田哲生さん(53)に協力を求めた。特別な装具を作ってもらうと、少しずつ体重をかけて歩けるようになった。当初は30分だった歩行練習も7月末には1時間以上に。少しずつ走ることができるようにもなった。堂面さんは「歩く姿を見るたび、うれしい。まだ緊張気味で歩いているけど、お母さんが一緒だと安心している様子です」と笑顔で話す。

 天気がよく、はぐみの体調に問題ない日は歩行練習の様子を見ることができる。時間は日によって異なる。堂面さんは「はぐみを応援する気持ちで見守ってほしいです」。

シカの骨格標本を参考に

 装具を作った山田哲生さんは、…

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