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 6月に始まった、新型コロナウイルス感染症の「第2波」は落ち着きつつあるようにみえます。この間、医療現場にはどのような変化があり、「1波」との違いは何だったのか。当初から多くの患者を診てきた、国立国際医療研究センター(東京都新宿区)の忽那賢志医師(41)に9月8日、オンライン会議システムを使い、聞きました。

 ――新規の感染者数が減る傾向にあります。

 東京都が飲食店の営業時間の短縮や不要不急の外出の自粛を呼びかけたことなどが影響しているのでしょう。東京では1人の感染者が何人に感染させるかを表す「実効再生産数」は1を下回り、陽性率も下がりました。皆さんが行動を変えた、努力によるものだと思います。また、検査体制が「1波」のころより整ってきました。陽性者と接触した人の検査をし、陽性であれば隔離するという流れがしっかりできたことも感染者が減った大きな理由でしょう。

 ――「1波」と「2波」の違いは?

 「1波」のころは、新宿など一部の地域では、もはや誰が感染していたのかわからない状況でした。政府が4月に緊急事態宣言を出し、いわば強硬手段で感染は落ち着きました。「2波」では「診断されていない感染者」が減り、感染者の全体像を第1波よりも把握できていたことが大きな違いでしょう。

 ――陽性者に占める亡くなる人…

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