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 コロナ禍で、人の流れが変わるかもしれない。東京都の人口は今年5月、7月と転出超過になった。不動産情報を分析する「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)」が8日発表した「コロナ禍での借りて住みたい街ランキング(首都圏版)」の1位には、意外な街がランクイン。人々が住みたい街の魅力とは何だろう。

 ランキング1位は、神奈川県厚木市の本厚木だった。「LIFULL HOME’S」総合研究所の中山登志朗副所長は、「賃料が都心の3分の2ほどで、もともと人気のあるエリアだが、1位になるのはこれまで有り得ないこと」と驚く。

 ランキングは新型コロナウイルスの感染が拡大した今年4月1日から8月18日まで、同「LIFULL HOME’S」のサイトに掲載された東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県の物件を対象に、検索や問い合わせの件数をまとめた。

 本厚木は、東京都心から約45キロ離れているものの、小田急小田原線の本厚木駅は快速急行も急行も停車するため、新宿までは1時間足らずで出られる。

 厚木と海老名のローカル誌「noma」でライターをする村田真梨子さん(30)は、昨年結婚を機に厚木市に引っ越した。村田さんによると、厚木市は中学生まで子どもの医療費が無料だったり紙おむつを支給したりと、子育て支援が手厚いという。「隣接する海老名市はららぽーとの開業などで、5年ほど前から家賃が高い状態。一方の本厚木は交通の利便性が高いのに割安感がある。大学が四つあり、物件も多い」。本厚木が1位となったことに、「コロナ禍で都心にこだわる理由が減っている今、良いことばかり」と納得する。

 ランキングで本厚木に続いたのは、東京都江戸川区の葛西(2位)、埼玉県の大宮(3位)。前年同期の問い合わせ数と比較した「問い合わせ数増加率ランキング」では、上位3位を千葉県が独占。1位が八街(146・22%)、2位が姉ケ崎(140・28%)、3位が大網(134・66%)だった。

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