新型コロナウイルス感染症の予防用のワクチンについて、英製薬大手アストラゼネカは8日、最終段階に入っていた臨床試験(治験)の一時中断を明らかにした。副反応(副作用)かどうかなど詳細は明らかになっていないが、国内外で急ピッチで開発が進む中、慎重さを求める声が強まっている。
アストラゼネカの報道担当者はメディア向けの声明で「安全性データの検証のため、ワクチン接種を自主的に停止した」と明らかにした。「原因不明の病気が起きている可能性がある」としているが、詳細は明らかにしていない。ニューヨーク・タイムズは関係者の話として、英国で治験の参加者が、痛みやしびれを起こす横断性脊髄(せきずい)炎と診断されたと報じた。ワクチン接種との関連はわからないという。
治験は一般的に100人以下で…
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朝日新聞社会部