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 大津市が京阪バス(京都市)と協力して実証実験していた自動運転バスが、走行中に歩道の柵にぶつかる事故を起こしたことが市への取材でわかった。バスには運転手と添乗員、乗客4人の計6人が乗っていたが、けが人はいなかった。市は27日まで予定していた実証実験を中止し、原因を調べている。

 大津市地域交通政策課によると、8月30日午後2時40分ごろ、大津市島の関の市道のT字路で、ハンドルやアクセル、ブレーキが自動制御の状態で走行していたバスが、Uターンしようとした際に通常より大回りになった。運転手がハンドルを持って自動運転を解除したが、歩道脇の柵の支柱に接触。バス左前部の自動制御用のセンサーが破損したという。

 実験は、国立研究開発法人「産業技術総合研究所」が主体で、公募で全国5地域が選ばれた。7月12日からほぼ毎日、一般客を乗せてJR大津駅とびわ湖大津プリンスホテル間の約3・7キロを10往復していた。

 大津市地域交通政策課の担当者は「大変ご迷惑をおかけし、おわびする。非常に重い事案だと認識している。原因を究明し、対策を徹底した上で実験再開を目指したい」としている。(奥平真也)