[PR]

 食品メーカーが「巣ごもり消費」をねらった新商品を相次いで発売している。コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えたことを受け、調理の楽しみを売りにしたり、定番商品の量を増やしたり。おなじみの菓子をひと工夫した「家飲み」向けのおつまみも登場した。

 わずか10分で、プロの味の料理がつくれる――。総菜店「RF1」を運営するロック・フィールドは8月、そんなうたい文句の調理キットを発売した。「豚肩ロースのグリエ」など4種類。下ごしらえした肉や野菜、ソースといったセットで、フライパンで炒めるなどして仕上げる。買ってきてそのまま食べるのではなく、最後にひと手間加えることで、つくる楽しみを感じられるようにした。

拡大する写真・図版ロック・フィールドが発売した調理キットは、約10分で鶏のソテーが仕上がる=2020年8月6日、神戸市、加茂謙吾撮影

拡大する写真・図版ロック・フィールドが発売した調理キット。10分で肉のソテーなどがつくれる=2020年8月6日、神戸市、加茂謙吾撮影

 同社はこれまで、「外食」と自宅で料理する食事「内食(うちしょく)」の中間を意味する「中食(なかしょく)」に力を入れ、RF1を百貨店や駅ビルなどに出店してきた。だが、在宅勤務の広がりなどで客が減少したため、「内食」需要の取り込みも強化することに。「時短や簡便さが求められる一方、おいしいものを食べたいというニーズも確実にある。そこを掘り起こしたい」と商品開発室のシェフ、小林史生さんは話す。東京や大阪、名古屋などの一部店舗で扱い、反応をみて通年販売を検討する。

 日本ハムは8月、野菜などを加えれば簡単におかずができる「中華名菜」シリーズに、量を従来の1・5倍にした新商品を加えた。緊急事態宣言後、同シリーズの購入額は30~40代を中心に増えたという。デリ商品部の五反田光部長は「食べ盛りの子どもがいる年代。(在宅勤務の広がりなどで)家で昼食や夕食を食べる人数が増え、大容量のものの需要は高まっているのでは」と分析する。

スーパーの売れ筋も変化、使い道多くてお得感あるものとは……

 長期に保存できる調理品を拡充…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら