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 新型コロナウイルスの影響で来夏に延期された東京五輪・パラリンピックについて、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は9日、理事会後の記者会見で「約300日後、世界がどうなっているか分からない」と述べ、大会の開催可否などの決定期限を定めるのは時期尚早との見方を示した。

 IOCで東京大会の準備状況を監督する責任者のジョン・コーツ副会長が7日、AFP通信の電話取材に「新型コロナウイルスがあろうとなかろうと、開催される」と答えたが、バッハ会長はこの発言について「文脈の中の一部」としたうえで、「IOCの誰もがめざしているのは、参加者全員が安全な大会だ」と従来通りの見解を強調した。

 東京大会のコロナ対策を巡っては、今月4日に国、東京都、大会組織委員会が本格的な議論を開始。24、25日のIOC調整委員会でも議論される予定。バッハ会長は今後数週間でコロナ対策を集中的に議論するとして、「様々なシナリオについて、重要かつ激しい議論が交わされることになる」と述べた。