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 囲碁の学生王者、東京理科大3年の栗田佳樹さん(21)が10日、アマチュアで初めて参戦しているプロ棋戦、第45期棋聖戦Cリーグで後藤俊午九段(53)を破り、3勝目を挙げてリーグ残留を決めた。リーグ入りに続くアマ初の記録を樹立した。

 棋聖戦は囲碁七大タイトルの中で唯一アマ参加枠がある棋戦。井山裕太棋聖(31)への挑戦権を巡り、最上位のSリーグ(出場6人)以下、序列順にA(同8人)、B(同8人×2リーグ)、C(同32人)の各リーグ戦が争われている。

 栗田さんは予選でプロ相手に5連勝してCリーグ入りした。同リーグは出場者の半分、成績下位の16人が陥落する激戦区。2勝2敗でこの日の最終戦を迎え、勝てば残留、負ければ陥落の大一番をものにした。「強いプロの先生がたくさんいるなかで3勝できたことは、すごく自信になりました」、敗れた後藤九段は「中盤の勝負どころでまずい展開になった。結果として最悪のコースになった」と話した。

 栗田さんは高校2年まで日本棋院の院生(プロ候補生)で、プロ断念後に大学進学。朝日アマ名人戦や学生十傑戦の優勝など、アマの主要タイトルを次々に獲得している。(河野通高、大出公二)