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 今冬のインフルエンザワクチンについて、厚生労働省は11日、早めの接種を呼びかける対象や時期をまとめた。接種が始まる10月1日から25日までは定期接種の対象となっている65歳以上の高齢者らを優先とし、任意接種となっているそれ以外の希望者は同26日まで接種を待ってもらうよう協力を求めた。

 10月26日以降は任意接種の対象者も接種できるが、とくに医療従事者や持病がある人、妊婦、子ども(生後6カ月~小学2年生)で希望する人に早めの接種を呼びかける。

 厚労省によると、今冬のインフルエンザワクチンの供給量は昨冬より7%多い。現在の4種類のウイルス株に対応するワクチンに変更された2015年以降で最大となる約3178万本になる見込みで、最大約6356万人分となる。仮に高齢者や子どもら接種の呼びかけ対象者が全員接種すると約3千万本超が必要となるが、例年の接種率は6、7割ほどで大幅な不足は考えにくい、としている。

 ただし、今冬は新型コロナウイルスとインフルエンザが同時に流行する可能性があり、接種希望者が増える可能性がある。インフルエンザワクチンは接種が始まった当初の供給量は限られ、徐々に増えていく見通し。希望者が殺到するなどの混乱を避けるため、まずは重症化しやすい高齢者への接種を早めに呼びかける方針を示し、時期や方法を検討していた。(土肥修一)