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 焼き鳥チェーン大手の鳥貴族が11日発表した2020年7月期決算は、純損失が7億円で2年連続の赤字となった。新型コロナウイルスの感染拡大で一時休業を余儀なくされ、売り上げが大幅に減った。その後も時短営業や外出自粛で客足の回復は見通せない。

 売上高は前年比23・2%減の275億円だった。緊急事態宣言が出た4月から5月下旬まで直営全店を休み、4月は既存店の売り上げが前年同月の3・9%の水準に落ち込んだ。営業黒字は前年比17・4%減の9億円を確保したものの、一時休業に伴う特別損失を出した。

 夏には新型コロナの感染が再拡大し、客足は思うように戻っていない。在宅勤務の定着で店がある繁華街に行く人が減り、自治体の要請で稼ぎ時の深夜に営業できない店もある。業績の急回復は見込みにくい。

 当面は「ウィズコロナ」の生活が続くとみて、直営店の8割にあたる324店で持ち帰りのサービスを始めた。また、一部店舗では試験的に開店時間を早めて売り上げの減少を補いたい考えだ。「コスト管理を行いながら、新メニューなどで客足の回復をめざす」(広報担当者)という。(加茂謙吾)