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 安倍晋三首相が辞任の意向を表明した8月28日から、自民党総裁選や野党合流新党代表選などをめぐる動きをタイムラインで詳報します。

石破氏、「愚」の書の前で語る(5日16:15)

 自民党の石破茂元幹事長が福岡から東京に戻り、銀座のギャラリーで書道展を鑑賞した。記者団から、総裁選に臨む現在の心境を表す作品について問われた。「天命」「風まかせ」などの書も並ぶなか、石破氏が選んだのは「愚」だった。

 「愚直ということ。見た目とか、肩書とか、そういうのは『愚』には遠い物だ。自分は本当に『愚』でありつづけられるのか。そういう思いがした」と語った。

岸田氏、選対に谷垣G・遠藤氏 「誠に心強い」(5日14:20)

 自民党の岸田文雄政調会長の選挙対策本部長に、谷垣グループの代表世話人・遠藤利明元五輪相が就くことが決まった。岸田氏は訪問先の静岡市で、遠藤氏について「この選挙で力を合わせて戦おうと言ってくださった。誠に心強い」と記者団に語った。「より幅広い支持をいただくために、戦いを続けていきたい」と続け、岸田派以外に支持を広げたい考えを示した。

 岸田氏は同市で、側近で岸田派事務総長だった望月義夫元環境相(昨年12月に死去)の墓参りをした。

立候補見送りの茂木氏、菅氏を支持(5日13:30)

 茂木敏充外相(衆院栃木5区)は、宇都宮市で開かれた自民党栃木県連役員会に出席した後、総裁選で菅義偉官房長官を支援する考えを記者団に示した。「政権の継続性が重要。安倍政権を閣僚として支えてきた私は、一番近くで仕事をしてきた菅さんがふさわしいと思う」と語った。

 所属する竹下派が菅氏の支持を決定。派内で自身の立候補を求める声があったことについて、「今回は急きょ(の総裁選)ということもあり見送ることになったが、多くの期待が寄せられたことには応えていくべきだと思う」と述べた。ただ、来年9月の総裁選での立候補については明言しなかった。

石破氏「党員をないがしろ、自民党が大変なことに…」(5日11:10)

 自民党の石破茂元幹事長はテレビ西日本の番組で、総裁選が正式な党員・党友投票を省く「簡易型」となったことについて「『自民党員なら1票があるんだからね』と(党費)4千円をいただいている」「党員をないがしろにすると、自民党が大変なことになる」と批判した。

 朝日新聞の調べでは、46都道府県連が党員・党友を対象に予備選を行う見通し。ただ、地方票は通常型では国会議員票(394票)と同数が割り当てられるのに対し、今回の簡易型では3分の1にあたる141票に圧縮される。

菅氏、外交は 「対応できる」(5日08:40)

 菅義偉官房長官が読売テレビの番組で、立候補を決めた経緯について「私が派閥に相談して決意したのではない。私自身が熟慮して、やらなきゃダメだと決心した」と語った。主要派閥の支持により優位に立つ菅氏には「派閥政治」との批判も出始めており、無派閥候補の立場を強調する狙いがあるようだ。

 菅氏はかつて「派閥解消」を訴えるなど、派閥には否定的な立場を取ってきた。

 菅氏は番組で、安倍晋三首相の辞任表明を受け、「政治空白を避けなければならないと(考えた)」と立候補は自らの判断だったと説明。その後、各派閥に支持が広がったとの認識を示したうえで、「私にとっては大変力強い限りだ」と語った。

 外交が「苦手」との評価があると聞かれ、「苦手というよりも、官房長官は基本的には海外に出る機会はほとんどない」と主張。安倍首相とトランプ米大統領が行った電話協議のうち、出張していたとき以外はすべて同席したとし、「外交の重要事項を決定する時には、私自身も関与している。そこはしっかり対応できると思う」と反論した。

 衆院解散については「新しく総理・総裁になった人が判断することだろう」としたうえで、「国民の最優先(事項)はコロナ(対策)で、安心安全な状況をつくってほしいということじゃないか」と語った。

「世論調査のタイミングが影響」岸田氏が「5%」に見解(4日17:50)

 自民党の岸田文雄政調会長は4日、党総裁選に立候補表明している3人のうち誰が次期首相にふさわしいかを問うた朝日新聞の世論調査で自らが最下位の5%にとどまったことについて、「世論調査のタイミングが大きく影響している」との見方を示した。福岡市内で記者団に語った。

 岸田氏は「選挙戦は続く。しっかりと発信を続けていきたい。必ずや影響が出てくると確信し、最後まで発信することが国民の見方を変えることになると信じて努力を続ける」と強調した。

 朝日新聞の2、3日の世論調査で「次の首相には誰がふさわしいと思うか」を聞いたところ、菅義偉官房長官が38%で最も多く、石破茂・元幹事長が25%で続いた。

菅氏、昭恵氏の説明機会「考えていません」(4日16:20)

 菅義偉官房長官は記者会見で、安倍晋三首相の妻昭恵氏が4日、トランプ大統領の妻メラニア氏と電話で協議したと明らかにした。協議について「内閣総理大臣夫人として実施した。総理の公務の遂行の補助として臨んだ」と説明した。

 昭恵氏は首相主催の「桜を見る会」にも同様に、「首相の公務の遂行を補助する一環」(政府答弁書)として出席した。昭恵氏は森友学園問題をめぐっても、学園が開設を目指した小学校の名誉校長に就いていた。安倍首相は2017年の国会で「私や妻が関与していたら、首相も国会議員もやめる」と答弁していた。

 菅氏は記者団から続けて、桜を見る会や森友学園の問題について、昭恵氏が安倍首相辞任に合わせて直接説明する機会を設けないのかと問われた。菅氏は「それは考えていません」と否定した。

菅氏は緊張? 山本一太・群馬知事と面会(4日15:25)

 菅義偉官房長官が山本一太群馬県知事(元自民党参院議員)と首相官邸で面会した。山本氏は面会後、「知事として(総裁選を)全力でサポートさせていただきますと話した」と記者団に述べた。山本氏によると、菅氏は緊張した様子だったという。

 山本氏は菅氏を支持する理由として「知事の立場からすると、菅長官にやっていただくことが最も国と地方の連携の面でやりやすい。この1年間、官邸に助けてもらって何度も窮地を救われている」と語った。

 群馬県内では今後、党員による予備選挙が行われる予定。山本氏は「小渕優子県連会長にも(菅氏支持で)お願いをしてきた。今日か明日中に自民党県議には全員電話して、知事の立場から応援してほしいとお願いをしようと思っている」と話した。(菅原晋)

立憲・枝野氏も立候補表明 合流新党代表選(4日14:00)

 立憲民主、国民民主両党の合流新党の代表選(7日告示、10日投開票)をめぐり、立憲の枝野幸男代表(56)も記者会見で立候補を表明した。「現政権に代わりうる選択肢となり、新たな政治の流れを作っていく」と強調。党名には「立憲民主党」を掲げた。

 午前には国民の泉健太政調会長(46)も立候補を表明している。

「信頼の政治をつくる」石破氏が政策発表(4日13:15)

 自民党の石破茂元幹事長は4日、国会内で記者会見し、総裁選に向けた政策を発表した。タイトルには「納得と共感」を掲げ、「国民がこの政府なら力を貸そう、一緒にやろうと思ってもらえる信頼の政治をつくる」と明記した。

 初代の地方創生担当相として石破氏の思い入れの強い地方創生では、「東京一極集中是正担当大臣」(仮称)を置いて、地域分散、内需主導型の経済を目指すと主張。石破氏は「大臣のもとに一元化して国の仕組みを変える。単なる地方創生ではない」と強調した。

 経済政策では「令和新時代のポストアベノミクスへの展開」とし、安倍政権の金融・財政政策の骨格は維持しつつ、低所得者や子育て世代への財政支援の拡充などを掲げた。

菅氏「解散は新しい内閣の話」(4日11:25)

 菅義偉官房長官は4日午前の閣議後会見で、新型コロナウイルスの新規感染者数が緩やかに減少している現在の感染状況であれば「解散総選挙は可能と考えるのか」と問われ、「解散については新しい内閣の話だと思う」と答えた。

 菅氏は3日に出演した民放の報道番組で、総裁選後に新首相が衆院を解散し、総選挙で速やかに国民の信を問う必要性について「状況次第だと思う」と述べている。現在のコロナ禍を指摘した上で、「対策をしっかりして欲しいというのが国民の声だ。収束できるかどうかだろう」とも語っていた。

麻生氏「継続は筋として正しい」 菅氏支持を説明(4日10:50)

 麻生太郎財務相は4日の閣議後の記者会見で、次期政権に求める経済政策について問われ、「経済再生と財政再建に引き続き取り組んで両立をはかることは、次の政権にも必要なことだと思っている」と述べた。

 麻生氏は、任期途中の首相辞任による自民党総裁選であるとして、「今の内閣でやってきたことを継続していくのは筋として正しいと思う。政策の継続を言っていただくのは、候補者として我々が推薦した大きな理由の一つだ」と、菅義偉官房長官を支持する理由を改めて説明した。

野党の合流新党代表選では国民・泉氏が出馬表明(4日10:45)

 立憲民主、国民民主両党の合流新党の代表選(7日告示、10日投開票)をめぐり、国民の泉健太政調会長(46)が4日、国会内で会見し立候補表明した。「提案型の野党第1党を目指す」と意気込みを語った。コロナ収束までの消費税の凍結(財源は国債)などを訴える。

 泉氏は「(安倍)長期政権を許してきた理由は野党にある。実力が備わった野党でないといけない」と述べ、対案を掲げて政権担当能力を示し、与党に対抗する考えを語った。合流新党は代表選と同時に党名も投票で決める。泉氏は「民主党」を推すと明らかにした。

公明・斉藤幹事長「解散は行うべきではない」(4日10:30)

 公明党の斉藤鉄夫幹事長は4日午前の記者会見で、自民党総裁選後に選出される新首相が早期に衆院解散・総選挙を行うことに、否定的な考えを示した。「感染拡大が収束しつつある状況ではない」として「解散・総選挙は行うべきではないとの考え方は全く変わっていない」と述べた。

石破氏、きょうは散髪 「日本の政治」整えたいのは…(4日09:20)

 3日に歯科を受診後、「日本の虫歯は」と記者に問われ、「放っておくと後で大変なことになる」と語った自民党の石破茂元幹事長。この日は国会内の理髪店で髪を整えた。直前に記者団から「日本の政治のどこを整えたいか」と問われ、「みんなが納得するってこと。コロナ対策でも、自分たちも政府に協力して、政府も国民をお助けして、一緒にやろうという共感を整えたい」。

 石破氏はこれに先立ち、日本テレビの番組に出演。朝日新聞社の世論調査で「次の首相にふさわしい」のは、菅義偉官房長官(38%)が石破氏(25%)を上回ったことについて問われた。石破氏は「河野(太郎)さんとかを支持していた方が(菅氏に)乗ったのかもしれないし。勝てる人に応援しようって心理が働くことがある」。その上で「私を支持してくださる方ってそれだけの数がおられる。私の票数が減っちゃったかというと、そうでもない」などと語った。

菅氏、衆院解散は「状況次第」(3日18:10)

 菅官房長官はフジテレビの番組で、総裁選後に新首相が衆院を解散し、総選挙で速やかに国民の信を問う必要性について問われ、「状況次第だと思う」と述べた。

 菅氏は現在のコロナ禍を指摘した上で、「対策をしっかりして欲しいというのが国民の声だ。収束できるかどうかだろう」と話した。また、「コロナ禍の中で国民が何をしてほしいか、客観的に考えながらやるべきだろう」とも語った。

岸田氏と菅氏、日本の「虫歯」は…(3日15:40)

 自民党の石破茂元幹事長が歯科を受診した後、同じく総裁選に立候補表明している岸田文雄政調会長は、日本歯科大学付属病院(東京都千代田区)を訪れた。新型コロナウイルスの感染対策に取り組んだ診察室を視察し、患者減で経営が圧迫されている現状などを聞き取った。

 岸田氏も石破氏と同様、記者団から「日本の虫歯はどこにあるのか」と問われた。岸田氏は「経済では格差問題や新しい成長のエンジン、社会保障制度の持続可能性。地方の活性化では最新の技術を使った地方創生。外交では保護主義や自国第一主義といった分断の問題に、日本がどう対応していくかだ」と課題を列挙した。

 その後、菅義偉官房長官も記者会見で「日本の虫歯は」と問われると、「私の立場でコメントするような問題ではない」と笑いながら語った。

石破氏が事務所開き「本当にさわやか」(3日15:25)

 「本当にさわやか、晴れやか。そういう気持ちですね」。自民党の石破茂・元幹事長は総裁選に向け、国会近くのホテルで選挙対策本部の「事務所開き」を終え、記者団に語った。

 石破氏は「次の時代のために意義ある戦いにしたい。自民党どうあるべきか、国がどうあるべきか。自分の思っていることを全身全霊で訴えたい」と力を込めた。

 選対本部長は石破派会長代行の山本有二・元農林水産相で、石破氏は中谷元・元防衛相や村上誠一郎・元行革相らの推薦を得ているという。

石破氏、日本の「虫歯」は…(3日10:00)

 自民党総裁選に立候補を表明している石破茂元幹事長は国会内の診療所で、歯科の診察を受けた。定期的に週1回、受診しているという。その後、記者に「数少ない息抜きの場」と語った。

 記者から「日本の虫歯はどこにあるのか」と問われると、「定期的にきちんとみていかないと、放っておくと後で大変なことになる」と語った。

菅氏がテレビを「ハシゴ」 「派閥政治復活」の批判に反論(2日23:10)

 菅義偉官房長官は記者会見で自民党総裁選への立候補を表明した後、テレビ番組を「ハシゴ」した。

 日本テレビの番組では、党内5派閥の支持を受けることについて「派閥政治の復活」との批判があると指摘を受けた。菅氏はこれに対し「そんなことはない。私自身、派閥に入っていなくて自由なことを言ってきた中で、みなさんにご支持をいただける」と反論した。総裁選で党員・党友投票が実施されないことについても「緊急事態の場合はこういう方法がある。政党だから、政治空白は絶対に避けなければならない」と語った。

 一方、森友学園の公文書改ざん問題を再調査するかも問われたが、菅氏は「考えていない」と否定した。

 これに先立って出演したNHKの番組では、官邸主導による官僚の「忖度(そんたく)」など功罪について問われた。菅氏は「一つの省庁で物事を決められる時代ではなくなってきている」と述べた上で「官邸主導というよりも、まさに政治主導で進めていかなければならない。そうしたことが数多くある」と語った。

安倍首相、菅氏表明について語らず(2日18:10)

 安倍晋三首相は2日夕、公務を終え、首相官邸を後にした。記者団が、菅義偉官房長官が自民党総裁選への立候補を正式に表明したことについて取材を求めたが応じず、記者の問いには首相は左手を挙げ、「お疲れさまです」とだけ答えた。

麻生氏「主導権、争っていない」 3派が会見(2日17:50)

 菅義偉官房長官が自民党総裁選への立候補を正式に表明したのを受け、菅氏を支持する細田、麻生、竹下の3派閥の領袖(りょうしゅう)が記者会見を開いた。二階派と石原派も菅氏を支持するが、3大派閥のみの会見となった。国会議員は「菅氏支持」で雪崩を打っており、菅政権の誕生を見据えた派閥の主導権争いが表面化した格好だ。

 安倍晋三首相の盟友で麻生派(54人)会長の麻生太郎副総理兼財務相は「(安倍首相の)これまで進んだ道と全然違うベクトルに話が進むのはいかがなものか。これだけの支持がある政策を継続していっていただける方がいいのではないか」と語った。

 記者団から、立候補表明した岸田文雄政調会長も安倍首相の路線を継承すると指摘されると「政調会長、外務大臣もして、よく分かっておられるのは間違いない」と述べた上で「危機管理のコロナっていうものに対する対応は、(国民が)一番関心がある」「非常時だということを考えた時に、菅候補のほうが優れている」と語った。

 安倍首相の出身母体で最大派閥・細田派(98人)の会長・細田博之元幹事長、竹下派(54人)の会長・竹下亘元総務会長も出席した。

 二階派と石原派が不在の会見となったことについて、麻生氏は記者団から「主導権争いとの見方もある」と問われると、「主導権なんか争っていない」と語った。

石破氏、菅氏会見「心に迫る語り口」(2日17:30)

 自民党総裁選への立候補を表明している石破茂元幹事長は、菅義偉官房長官の記者会見のテレビ中継を見た後、「何のために政治家になったか、地方を大切にする思い。非常に心に迫る語り口でおっしゃった」と記者団に感想を語った。

 石破氏はまた、「(菅氏は)安倍政権を継承することに相当重点を置いていた。何を変えなきゃいけないか、私は私なりの考え方を持っている。岸田(文雄)さんは岸田さんなりの考えをお持ちだろう」とも述べ、総裁選での論戦の機会の必要性を強調した。

「政権を支えた者として決意」菅氏が出馬会見(2日17:00)

 菅義偉官房長官が国会内で記者会見を開き、自民党総裁選への立候補を正式に表明した。「(安倍晋三)総理の無念な思いを推察している。政治の空白は決して許されない」と強調。「すべての国民のみなさんが安心できる生活を一日も早く取り戻すため、安倍政権を支えた者として、今なすべきことは何か熟慮してきた。私は総裁選に立候補する決意をした」と説明した。「(安倍政権の)取り組みをしっかり継承し、さらに前に進めるために、私の持てる力全てを尽くす覚悟だ」とも語った。

菅氏がネクタイ着用 理由は「これから出馬会見」(2日16:05)

 自民党総裁選への立候補表明の会見を1時間後に控えた菅義偉官房長官は2日午後の定例記者会見を、ネクタイを着用して臨んだ。菅氏は、環境省がネクタイなしの軽装などを呼びかける「クールビズ」が始まった5月以降、会見はほぼネクタイなしで行い、2日午前の会見もネクタイを着用していなかった。

 記者からネクタイを着用した理由について問われると、「これから(総裁選)出馬に向けての会見をするので、ネクタイをした方がいいと何人かから言われた。素直に従った」と満面の笑みで語った。

 菅氏は午後5時から衆院第2議員会館で記者会見を開き、総裁選への立候補を正式に表明する。そのためもあってか、2日午後の記者会見は約5分で終わった。

16日に新首相選出、組閣も 自民が野党に伝達(2日16:00)

 自民党の森山裕・国会対策委員長は立憲民主党の安住淳国対委員長と会談し、安倍晋三首相の辞意表明を受け、16日に臨時国会を召集し、当日のうちに後任の首相を選出する方針を伝えた。森山氏は会談後、「おそらく16日に組閣されるだろう」と記者団に述べた。

 会期は18日までの3日間。首相指名のほかは特別委員会の設置などにとどめ、質疑などは行われない見通し。

 安住氏は森山氏に対し、19日以降、できるだけ早く臨時国会を改めて開き、新内閣の国会論戦を始めるよう求めた。森山氏は会談後、本格的な国会論戦について「10月末に向けてその作業が始まるのではないか」との見通しを示した。

安倍首相、細田派「まとまってくれた」 河村氏に語る(2日11:50)

 安倍晋三首相が官邸で、二階派の河村建夫元官房長官と会談した。河村氏によると、首相は出身母体・細田派の自民党総裁選での対応について、「細田(博之)会長のもとで、うまくまとまってくれた」と語ったという。会談後、記者団に明らかにした。最大派閥の細田派は菅義偉官房長官を支持することで固まっている。

茂木氏「次はチャレンジ」 今回立候補せず(2日11:35)

 自民党竹下派で若手を中心に擁立を求める声があがっていた会長代行の茂木敏充外相が「今回は全体の状況を考えたい。必ずみんなの思いを受け止めて、次はしっかりチャレンジ、対応する」と述べ、立候補しない考えを示した。同派の総会後、記者団に語った。同派は総会で、菅義偉官房長官を支持する方針を決めた。

菅氏、森友加計・桜「調査行って、国会で説明している」(2日11:30)

 菅義偉官房長官は2日午前の定例会見で、森友・加計(かけ)学園問題や「桜を見る会」など、権力の私物化とも指摘された問題の総括を問われ、「それぞれ必要な調査などを行って、国会の場などで繰り返し説明させて頂いている」と述べた。その上で、「安倍政権の中で様々な指摘、批判を頂いているが、行政に関する国民の信頼が揺らぐことのないよう、国民の声に謙虚に耳を傾けながら取り組んでいかなければならない」と話した。

 菅氏は会見で「今日、私も総裁選に向けての会見を行いたい」と話し、同日夕、自民党総裁選への立候補を正式に表明する。1日に立候補を表明した石破茂元幹事長は、一連の問題について「何がどういう問題であるかの解明をまず第一にやり、必要ならば当然やる」と指摘。岸田文雄政調会長も立候補を表明した記者会見で問われ、「実際どうだったかについて話を聞くことはしなければならないのではないか」と述べている。

首相不在の予算委開催「非常に遺憾だ」立憲・大串氏(2日09:50)

 安倍晋三首相が辞任表明した中、国会では衆院予算委員会で新型コロナウイルス対応に関する閉会中審査が開かれている。

 立憲民主党の大串博志氏は「総理も出席した予算委員会は6月の第2次補正予算案を審議して以降、行われていない。第2波とも言わざるを得ない新型コロナの感染拡大があった。私たちは集中審議を求めていたがかなわなかった。非常に遺憾だ」と指摘。さらに「総理が辞任(表明)された中、絶対に(政治の)空白は生んではならない。実際にはどうか」と政府側にただした。

 西村康稔経済再生相が「定期的に安倍総理、菅義偉官房長官に報告し、対応している。しっかり取り組んでいる」と反論すると、大串氏は「ポスト安倍」にも照準を合わせた。「菅官房長官は次期総裁候補と言われているが、根拠もなく、Go To トラベルキャンペーンがなかったら大変なことになったと発言したと言わざるを得ない。旅行業、観光業、運輸業を直接救う予算の使い方にしていただきたい」と注文をつけた。

立憲・安住氏、自民に「ハマコー先生のような元気さはない」(2日09:45)

 立憲民主党の安住淳国対委員長は、自民党総裁に選ばれる流れが強まっている菅義偉官房長官に対し「引き続き公文書の問題、桜を見る会、森友・加計問題、コロナウイルスに関係する政策決定も、(安倍晋三首相を)後継継承する人だからこそ、質疑もしっかりやっていきたい」と記者団に語った。「むしろ安倍内閣で、総理ではない新しい方になることで、実態解明が進むのではないかと期待している」とも続けた。

 安住氏はまた、自民党が党員・党友投票を省く「簡易型」の総裁選とし、5派閥で菅氏を推していることに対し「1970年代に戻ったのかと思うような派閥政治だ。若い人たちがもっと元気良くやるのかなと思った」と指摘。「浜田幸一先生のような元気さは全くない」と続け、「ハマコー」と呼ばれて、79年の自民党の派閥抗争「40日抗争」で党本部でバリケードを撤去する姿が報じられた故・浜田幸一元衆院議員と対比した。

石破氏、森友・加計と桜の再調査「必要ならば当然やる」(1日17:00)

 自民党の石破茂元幹事長は記者会見で、首相になった場合に森友・加計学園問題や「桜を見る会」の問題を再調査するか問われた。「何がどういう問題であるのかの解明をまず第一にやり、必要ならば当然やる」と述べた。

 森友問題などの安倍政権の疑惑をめぐり、石破氏は「政権の中にいなかったので事実関係を完全に承知していない」と前置きした上で、「仮に政権の中に入ったとすれば、検証しなければいけないことがあるとすれば、検証していかなければならない」と指摘。「政治が『何かごまかしている』『ウソを言っている』という思いが(国民の間に)ある以上、納得にも共感にもならない」と強調した。

河野太郎氏「出馬しない」(1日17:00)

 河野太郎防衛相が自民党総裁選について「仲間といろいろ相談をして、今回は出馬をしないことにした」と述べ、立候補しない考えを示した。所属する同党麻生派の総会後、記者団に語った。「今後のことは麻生(太郎)会長としっかりご相談していきたい」とも述べた。

石破氏が立候補表明 「民主主義、正しく実現」(1日16:30)

 自民党の石破茂元幹事長が総裁選に立候補することを正式に表明した。自身が率いる石破派の会合後、記者会見で「民主主義が正しく実現する自由民主党でありたい。そういう自由民主党をつくっていくために私は最大限の努力をする」と意欲を語った。

菅氏、アベノミクス「大きな成果」(1日16:15)

 菅義偉官房長官は記者会見で、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の成果について問われた。株価の上昇や就業者数の増加、地方の地価の上昇などを指摘し、「バブル崩壊後、最良の状態まで持ってくることができた。大きな成果だと思う」と述べた。

 足元では新型コロナウイルスの感染拡大により、今年4~6月期の実質国内総生産(GDP)は年率換算で27・8%減と戦後最大の落ち込みを記録しており、「この危機を何とか乗り越えることが極めて重要だ」と話した。

 次期政権でもアベノミクスの柱だった大規模な金融緩和や積極的な財政施策を維持すべきかも問われたが、菅氏は「まずコロナに対処しつつ、経済活動を回復をさせていくことが最重要課題だ。そのため必要な施策を講じていく」と述べるにとどめた。

立憲・枝野氏「総選挙で政治状況を転換」(1日15:00)

 立憲民主党の枝野幸男代表は国会内で開いた党常任幹事会で、「7年8カ月の安倍政権の退陣で日本の政治は新しいフェーズに入った」とあいさつ。国民民主党などとの合流新党をめぐり10日に代表選出、15日に結党大会との日程が固まったことを踏まえ、「自民党総裁が選ばれるプロセスと同時期になったのも、ある意味で必然性があると思う。良い形で新党をスタートさせ、早ければ10月25日といわれている総選挙でしっかりと政治状況を転換させよう」と呼びかけた。

 枝野氏は安倍晋三首相に辞任表明をめぐり「本来なら国会論戦、選挙で退陣に追い込みたかった。実現できなかったのは大変残念だ」とも語った。

岸田氏が立候補表明(1日14:30)

 自民党の岸田文雄政調会長が総裁選への立候補を正式に表明した。自身が率いる岸田派の会合で「国民のため、国家のため、私の全てをかけて取り組みたい」と語った。

野田聖子氏、簡易総裁選「非常に残念」 立候補せず(1日12:55)

 自民党の野田聖子元総務相が「今回の総裁選への出馬はいたしません」と記者団に語った。直前に開かれた党総務会で、投票権を国会議員と都道府県連の代表者に限る「簡易総裁選」とすることが決まったのに対し、「開かれた総裁選挙を行うことが自由民主党にとって大切なことだということで行動してきた。今日こういう形(簡易総裁選)になったので、非常に残念なことだ」と語った。

下村氏、立候補せず(1日12:50)

 自民党細田派の下村博文選挙対策委員長が記者団に「(派として)一致結束して菅(義偉・官房)長官を総裁選挙の候補者として推薦することが決定したので、私もそれに従って一緒に行動したい」。自身は総裁選に立候補しない考えを示した。

「簡易」に決定(1日12:40)

 自民党は総務会で、安倍晋三首相(党総裁)の後継を決める総裁選について、投票権を国会議員と都道府県連の代表者に限る「簡易総裁選」とすることを決めた。従来の総裁選と比べて地方の意見が反映されにくいことから反発もあったため、各都道府県連に予備選挙を要請する。総裁選の選挙管理委員会は2日に開催する。

西村氏は立候補せず(1日11:50)

 政府の新型コロナウイルス対策を担う西村康稔経済再生相は1日、安倍晋三首相の後任を選ぶ自民党総裁選に立候補しない考えを表明した。閣議後会見で総裁選への立候補の意思を問われ、「仲間とも相談してきたが、私自身が今回、立候補することはない。何よりいま、目下のコロナ対策に空白をつくるわけにはいかない。与えられた職責をまずは全うしていきたい」と語った。

茂木氏「結論、24時間以内に」(1日10:50)

 自民党竹下派会長代行の茂木敏充外相は閣議後の記者会見で、総裁選への自身の対応について「早急に結論を出したいと思っている。24時間以内には出す」と述べた。同派若手は8月31日、茂木氏に立候補を求める方針を確認している。

 茂木氏は会見で「私自身も仲間のメンバーとよく相談をしている。さらにはグループ以外、自民党の中の様々な方々とも連日のようにやりとりは行ってきている」とも語った。

二階氏、簡易総裁選を表明(1日10:40)

 自民党の二階俊博幹事長は選出方法を総務会で決める前の記者会見で「政治空白は一刻も許されない。コロナウイルスの感染で国民が大変な不安に陥っているときに、積極的な対応を早急に講じていかなければならない」と述べた。全国の党員・党友投票を省略し、国会議員と都道府県連の代表で新総裁を決める「簡易総裁選」を選択する考えを明らかにした。

菅氏「コメント控えたい」(1日10:20)

 菅義偉官房長官が定例の記者会見で、自身の立候補が取りざたされる自民党総裁選について問われた。「この場は政府としての見解を説明する場だ。私の総裁選についてのコメントは控えたい」と述べるにとどめた。一方、新政権の課題については「新型コロナウイルス対策が目の前の課題で、経済活動の両立を図っていくことが大事だ」と語った。

 党員投票を求める党内の声の高まりについても問われたが、「ここは政府の見解を申し上げる場で、一国会議員としての見解を申し上げる場ではない」と繰り返した。

安倍首相が辞任表明(8月28日17:10)

 安倍晋三首相が記者会見で、持病の潰瘍(かいよう)性大腸炎の再発を理由に、辞任する意向を表明。「国民の負託に自信をもって応えられる状態でなくなった以上、総理大臣の地位にあり続けるべきではない」と述べた。