拡大する写真・図版考・次期政権の課題

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 安倍晋三首相が望んだ憲法改正が最も実現に近づいたのは、2016年7月の参院選で「改憲勢力」が衆参ともに3分の2を超える議席を占めた時のことだ。

 その後の衆院憲法審査会で自民党は、改憲項目の具体的な絞り込みは急がず、議論を積み上げる中でまとめていく方針をとった。数を頼みに改憲案の発議を急いでも、その後の国民投票で否決されるおそれがあったからだ。

 だが、思うように進まぬ議論にしびれを切らしたのは首相だった。翌年の憲法記念日に改憲派集会に送ったメッセージで「9条に自衛隊を明記」と打ち上げ、2020年の施行と期限まで示した。

前のめりな発言のたびに議論が中断

 だが、結局はこれがあだとなった。

 露骨な首相主導に立憲民主党な…

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