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 7年8カ月にわたる「官邸主導」の第2次安倍政権は、霞が関の空気をどう変えたのか。現役の官僚たちに聞いた。

 「地味だ」

 国土交通省の中堅職員は当初、政策の目標値について、官邸からそう言われ、何度かやり直しを求められたことがある。過去のデータを積み上げた堅実な目標でははじかれる。掲げるなら、より見栄えのするものに。制度を改正するなら、省内議論で済む範囲にとどめず、法改正にまで踏み込む。「官邸には『高めの球』を投げるようになった」

 官邸の敷いたレールの上を進む限りは、驚くべきスピードでことが進む。

 たとえば大雨の前にダムの水を流す事前放流。国交省は2004年にとりまとめた豪雨災害対策で、ダムの有効な活用方法の一つとした。しかし農林水産省や経済産業省などダムごとの管理者の「壁」もあり、「どれだけお願いしても、聞く耳を持ってくれなかった」。菅義偉官房長官が先頭に立つと、あっさり変わった。「15年間動かなかった話が一瞬で動く」と幹部は言う。

 法務省幹部も、共謀罪法の成立…

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