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 三重県玉城町立玉城中学校のグラウンドにウレタンで舗装された色鮮やかな走路が完成し、セレモニーが12日開かれた。同校陸上部は県内有数の強豪として知られており、部員たちは新しい走路の感触を確かめ、飛躍を誓った。

 同町教育委員会によると、ウレタン走路は全長107メートル、事業費は715万円。県内で同様の走路を持つ学校は珍しいといい、オープニングランを披露した3年生の田所桜さん(14)は「土のグラウンドと比べると、とても走りやすい」と感想を述べた。また、主将で3年の古野翔平さん(14)も「練習環境が格段に向上したので、好記録を狙える」と喜んだ。

 朝日新聞創業者で同町出身の村山龍平翁(1850~1933)にちなみ、同町は学問やスポーツの分野で全国レベルの活躍をした同校生徒に「村山賞」を贈っている。毎年、全国大会に出場している陸上部員たちは受賞の「常連」だ。

 辻村修一町長は「村山翁の生誕170年にあたる今年に合わせて、ウレタン走路を整備した。文武両道を掲げた村山翁の精神が、子どもたちに引き継がれていくだろう」と話した。(安田琢典)