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 自民党総裁選に立候補している石破茂元幹事長、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長が12日、日本記者クラブ主催の討論会に出席した。「安倍政権の継承」を掲げる菅氏は実績を強調する一方、自身の考えを問われる場面では慎重な言いぶりを繰り返した。

菅氏、目立った「守り」の姿勢

 岸田派、石破派以外の5派閥の支持を得て圧倒的優位に選挙戦を進める菅氏は、この日の討論会で、新規雇用が400万人増えたことなど、数字を並べて安倍政権7年8カ月の実績をアピールした。

 だが、この日の論戦で目立ったのはむしろ「守り」の姿勢だった。

 象徴的だったのは、安倍政権の「負の遺産」が話題になった場面。森友学園問題をめぐって、朝日新聞の坪井ゆづる氏が再調査の必要性を尋ねると、財務省が内部調査をしたことなどを挙げて「結果は出ている」と従来の政府見解を繰り返した。財務省による身内の調査だと指摘されても「いま申し上げた通りだ」と答えるのみだった。

 石破氏から新型コロナウイルス対応の特別措置法を改正する考えを問われた際には、「現在の法律の中で、いま一生懸命に取り組んでいる」などと現状の対応を説明。石破氏からは「私は特措法を改正すべきではないかとお尋ねをした。そのことについてお答えをいただきたかった」とチクリと返された。

 それ以外のテーマでも具体的な政策論に話が及ぶと、付箋(ふせん)のついた想定問答集に目を落として発言する場面が何度も見られた。安倍政権を継承するという「旗」を掲げることで各派閥の支持を集めているだけに、踏み込んだ発言でその足並みを乱さないことへの配慮が強くにじんだ。

 10日の民放番組では、消費増税について「将来的に10%より引き上げる必要はあるか」という質問に「○」と回答。与野党に波紋が広がり、翌11日に「安倍首相がかつて、今後10年ぐらい上げる必要はないと発言している。私も同じ考えだ」と釈明に追われた経緯もあった。

 ただ、「安全運転」をめざした…

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