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 オタフクソース(広島市)が、看板商品のお好みソースなど67品目の賞味期限の表示を「年月日」から「年月」に変更した。賞味期限が最大で1カ月延びることで食品ロスが減らせるほか、これまで毎日のように行ってきた商品管理の負担軽減にもつながると期待している。

 オタフクが年月表示にしたのは9月の製造分からで、賞味期限が1年以上のソースやお酢などの67品目が対象。店頭には9月中旬ごろから並び始める。例えば、「2022年10月1日」だった表示が「2022年10月」となれば、賞味期限が1カ月延びることになる。こうした変更について、社内で成分や色み、味などに影響がないか分析を重ね、問題がないことが確認できたという。

 同社広報部の沖本美貴さんは「広島のソウルフード、お好み焼きに欠かせない大事なソース。食品ロスが少しでも減っていけばうれしいです」と話す。

 賞味期限の年月表示は農林水産省が推奨している。バイオマス循環資源課の担当者は「小売店の商品を並べ直す手間や在庫管理、人手が不足する物流業界の負担軽減にもつながる」と話す。同様の動きは飲料業界にも広がっており、サントリー食品インターナショナルがお茶やスポーツ飲料で、キリンビバレッジが缶コーヒーなどで年月表示を導入している。(関宏美)