父の葬儀からも隔離される 豪の女性はSNSで叫んだ

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シドニー=小暮哲夫
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 亡くなった父を見送れなかった――。新型コロナウイルスの感染を防ぐため、各州・地域を挟んだ移動が制限されているオーストラリアで、そんなケースが相次いでいる。東部クイーンズランド州で、10日に父の葬儀に同席できなかった女性の事例が議論を呼んだ。

 豪メディアによると、首都キャンベラのサラ・カイシプさん(26)は、同州ブリスベンでがんで闘病中の父の見舞いを計画。首都特別地域からの入境を禁止する同州に、身内の不幸や看病などを理由にした「例外扱い」の入境を申請した。9月4日に入境は認められたが、父はすでに2日前に亡くなっていた。

 それでも、カイシプさんは10日午後の葬儀に出席しようとしたが、州は認めなかった。「例外扱い」で入境後もホテルでの14日間の隔離を義務づけているためだ。

 カイシプさんがフェイスブックなどでこの状況を訴えると、モリソン首相が10日朝、パラシェイ州首相に電話で葬儀の出席を認めるように求める事態に発展。結局、カイシプさんはマスクやフェースシールドなどの身体防護具を着用し、母や妹が出席した葬儀の後に、1人で遺体と対面することだけが許された。州保健当局者は「葬儀は参列者に感染が広がる可能性が高い」と説明した。

 豪メディアはほかにも「末期…

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