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 部活動の吹奏楽部で個人の能力を育てるため、愛知県吹奏楽連盟が6月からオーケストラや大学所属のプロ奏者による楽器別指導動画を作成し、生徒たちに公開している。新型コロナウイルスの感染リスクが高まる「3密」を避けるため、これまでの合奏中心の練習がしにくくなっているためだ。9月末にはソロコンテストの本選を開催する。

 指導動画は12の楽器の入門・初級、中級、上級でそれぞれ全6回を「基礎奏法講座」として配信。地元交響楽団や大学所属の計35人が撮影に協力した。県吹奏楽連盟に加盟する団体に限定公開されている。

 テューバ上級編を担当した名古屋フィルハーモニー交響楽団の林裕人さん(30)は中学2年の時、プロ奏者に会った経験がこの世界に入るきっかけになったといい、「先生方から刺激をいただいた。コロナ禍でコンクールがなくなった子どもたちの力になれれば」と話す。

 同連盟は、コンクールが最後の舞台となるはずだった最終学年の吹奏楽部員らを主な対象とした「スマホ動画によるニュースタイル・ソロコンテスト」を開催。予選には全5部門に計383人が参加。9月26、27日に名古屋音楽大である本選には計96人が進み、無観客で審査員が審査し、各賞を決める。(小原智恵)