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 国内最大規模の伝統工芸の公募展「第67回日本伝統工芸展」(日本工芸会、朝日新聞社など主催)。およそ1300の応募の中から16人だけの栄えある入賞者に、府内から2人が選ばれた。日本工芸会奨励賞と同会新人賞を受けた2人の作家に、制作にかける思いを聞いた。(松尾由紀)

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 日本工芸会奨励賞に輝いた「截金(きりかね)飾筥(かざりばこ)『滔滔(とうとう)と』」は、金箔(きんぱく)やプラチナ箔を手作りの竹刀で細く切り、のりで貼り付ける截金の技法で文様を描いた。1992年から入選を重ねた末、初入賞した中村佳睦(けいぼく)さん(67)=大阪市旭区=は「これまでより地味な作品。どう評価されるか不安だったから、受賞はなかなか信じられなかった」と笑う。

 截金は仏像や仏画の装飾に使われる一方、工芸品としても制作されてきた。中村さんは40年前にカルチャーセンターで仏像彫刻を始め、翌年には仏画と截金にも取り組んだ。

 91年に仏師の夫と「あさば仏…

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