「次世代」住宅照明スイッチ 触れるだけ、スマホ操作も

西尾邦明
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 住宅に使われる照明のスイッチが大きく変わる。国内シェア首位のパナソニックは、触れるだけでつけたり消したりでき、スマートフォンなどで遠隔でも操作可能な「次世代」のスイッチの導入を進める。帰宅時に「カチッ」とスイッチを押す習慣が懐かしくなる日が来るかもしれない。

 同社が12月に売り出す照明スイッチ「アドバンスシリーズ リンクプラス」は、長方形のスイッチの中心付近に指で触れるだけで電源のオンオフができ、上下に動かすと調光できるタイプもある。いずれもスマホスマートスピーカーから無線経由で動かせる。寝る前に家の中にある全ての照明を一度に消したり、外出先から確認したりできるようになる。遠隔操作すれば、新型コロナウイルスの家庭内感染を防ぐことにも役立つという。

 このスイッチを取りつける際、新たな電線工事は不要。一軒家で20カ所の照明を交換する場合、20万円前後の費用がかかるという。

 パナソニックは創業者の松下幸之助の時代から照明の配線器具に力を入れてきた。照明スイッチは初期の黒くて小さな形のものから、ライト付き、お年寄りら指の力が弱くても押しやすい大型のタイプなどに改良。今では国内シェア約8割を占めるまでになった。

 同社は照明スイッチのうち、今回の新商品シリーズの販売比率を8割にする目標を掲げ、将来的に海外展開もめざす。担当者は「新築だけでなくリフォームでの導入も手軽。暮らしを変える新しいスイッチとして日本のスタンダードにしていきたい」と話す。(西尾邦明)