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 ヤギの刺し身やソーキ汁、アンダカシー(豚皮チップス)など沖縄独特の料理や伝統菓子のオンラインでの売り上げが前年比1・5~2倍に伸びている。新型コロナウイルスの影響で、旅行に来られない沖縄ファンの観光客や県外に住むウチナーンチュから「沖縄のおいしい物を食べて、旅行気分を味わいたい」と好評だ。

オンラインで倍増

 うるま市のヤギ料理店「やぎとそば太陽」は、コロナで店舗の売り上げは半減したが、オンライン販売はコロナ前の月10万円から20万円へ倍増。9割以上は県外からの発注という。一番人気はヤギ刺し(200グラム、税抜き4629円)。ヤギ汁(550グラム、同2129円)の売れ行きもいい。

 最近は贈答用にヤギ汁をレトルト商品化した「CUPでYAGI SOUP」が好評。女性や食べ慣れない人も親しめるよう、独特の臭みを抑え、パッケージをおしゃれにする工夫をした。仲西洋陽社長は「ヤギ料理は値段が高いが、外食や旅行ができない分、高級嗜好(しこう)になったのでは」と分析した。

ダイエット追い風

 沖縄ハム総合食品(読谷村、長濱徳勝社長)も定番のソーキ汁や中味汁などのオンライン売り上げが、前年比1・5倍になった。

 担当者は「コロナで旅行を断念し『せめて沖縄料理を食べて旅行気分を味わいたい』というコメントが多くあった。これから寒くなるので、汁物の売り上げはますます伸びると思う」と期待した。

 あんだかし専門店龍華(うるま市、新垣麻依子代表)は、2月以降の売り上げが前年比2倍に。コロナ前は月平均40万~50万円だったが、2月以降は80万~90万円に上る月もある。リピーターの要望でメキシカンタコス味や島こしょうチーズ味など、フレーバーを増やしたのも好調の一因だ。

 テレビでアンダカシーが「高タンパク質でダイエットに効果的」と報道されたのも追い風に。新垣代表は「コロナ禍でネットショッピングをする人が増えたことや、健康志向が高まったこともあり注文が激増した」と喜んだ。(沖縄タイムス)