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 車のエアバッグ生地の廃材を使ったエコバッグを、トヨタ系部品大手の豊田合成(愛知県清須市)が製造し、販売を始めた。同社が取り組む、製造過程で出る廃材のリサイクルの一環だ。商品化することで廃材利用の促進をはかる。

 エコバッグは、主力製品のエアバッグの製造過程で廃材となったナイロンを素材とする。丈夫で汚れにくいのが特徴だという。名古屋市の商業施設「mozoワンダーシティ」に、2千個を卸した。11月21~23日、12月19~20日に同店で開かれるイベントで、買い物客にレシートと交換する形で配られる予定だという。

 豊田合成は、国連の掲げるSDGs(持続可能な開発目標)に向け、車部品の材料となるゴムや樹脂などをリサイクルすることで、廃棄物の削減に取り組む。エコバッグのほか、ハンドルに使う本革の端材でペンケースなども製造。ただ、これまで製造したものは記念品として配ってきた。

 今回のエコバッグは初めて商品として製造した。今後は一般消費者に向けて販売することも検討している。「ビジネスにすることで、SDGsに向けた取り組みをより進めたい」(広報担当者)という。(三浦惇平)