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 16日に首相に指名される見通しの菅義偉氏は、安倍政権の官房長官としてメディア対応にあたってきた。記者の質問をかわしたり、突き放したりする回答が批判を受けてきたが、首相になったら変わるのか。

 自民党の新総裁に選出された14日、菅氏は記者会見で衆院の解散について問われ、「官房長官の時は、首相がやるって言えばやる、やらなけりゃやらないというような乱暴な発言をしましたけれども」と自らの過去の発言を「乱暴」と語った。

 政権のスポークスマンとして3千回を超える記者会見に応じ、表情を変えずに質問に答える様子は、「鉄壁」「安定感がすごい」などとネット上で評されてきた。ただ、記者の質問とかみ合わない回答がしばしばあった。

 2017年5月、加計学園の獣医学部新設問題で、内閣府が「総理のご意向」などと文部科学省に伝えたとする文書の存在が発覚。文書について会見で問われた菅氏は、文科省の調査で不存在だったと繰り返した。記者からは「個人のパソコンを調べていないのに、なぜ存在しないと言えるのか」と質問が出たが、菅氏は「文科省で調査し、確認できないと大臣が会見で申し上げている。そのことに尽きる」などと質問に対応しない答えを繰り返した。文書は後に文科省の再調査で発見され、菅氏は釈明に追われた。

 映画監督の想田和弘さんは菅氏の答え方について、「コミュニケーションを一切遮断している」と批判してきた。中でも繰り返された「ご指摘はあたらない」「まったく問題ない」という説明を問題視する。

 「どんな質問をしても木で鼻をくくったような回答が返ってくるだけだと追及ができなくなり、あたかも『無敵』に見える。だが、実は対話の土俵に乗るのを拒むもので、記者の背後にいる国民とも対話する気がないという姿勢の表れだ」と話す。会見の主催は内閣記者会で、「記者は質問を工夫し、追及しなければ」と注文を付ける。

 想田さんがツイッター上で自身…

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