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 福島市出身の作曲家・古関裕而の生家のそばにある郵便ポストが14日、ピアノや音符などを描いた「エールポスト」となり、利用が始まった。投函(とうかん)された郵便物には、タクトを楽しげに振る古関のイラストをデザインした記念の消印が来年8月末まで押される。

 福島市にいた古関と、愛知県豊橋市に住んでいた妻の金子(きんこ)さんの交際のきっかけは文通だった。古関が海外の作曲コンクールで2位になり、その記事を読んだ金子さんが古関に手紙を送り、約3カ月間の文通で絆を育んだという。

 エールポストは、福島市大町の古関の生家跡の通りにポストがあることから、「新しいスポットにしたい」と福島商工会議所や福島中央郵便局などでつくる実行委員会が企画した。

 除幕式で、実行委員長の小河日出男・市商店街連合会長は「古関先生が曲に託したエールが、コロナ禍の中で共感を呼んでいる。会えない人に、励ましや支え合いの気持ち、夢を手紙に託して投函してほしい」とあいさつした。(深津弘)