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 新型コロナウイルスの感染拡大で学生の入構を原則禁止してきた桜美林大学(東京都町田市)で15日、中止になった入学式の代替イベントがあった。自宅でオンライン授業を受けていた新入生にとっては初の登校となり、人の気配がなかったキャンパスに半年ぶりに学生の姿が戻った。

 9月18日から対面授業が一部再開するにあたり、新入生の歓迎イベントを企画した。この日は235人が来校した。今後、学生に感染者との接触通知アプリ「COCOA(ココア)」導入を求め、来校時には検温を義務づけて対面授業を再開していくという。

 1年生の木下碧(あおい)さん(18)は入学後、友人を作ろうとツイッターで「桜美林の人、いますか」と呼びかけた。それに応じた高槻雅(みやび)さん(18)とこの日、初めて対面した。オンラインでの学生生活には実感がわかなかったといい、木下さんは「やっと大学の雰囲気がわかりました」。福島から上京し、一人暮らしの高槻さんも「友だちとやっと会えた」と笑顔をみせた。

 屋外ステージでは先輩たちがダンスなどを披露して歓迎した。沖縄エイサー部は伝統芸能「エイサー」を披露した。部長の佐々川桃子さん(20)は「オンラインでつないで各自練習の日々だった。来校して踊れて良かった」と語った。

 畑山浩昭学長は、チャペルで開いた歓迎式で「(コロナ禍という)危機対応で人の素晴らしさもわかる。社会に対して自分は何ができるか、考える機会にしてほしい」と語りかけた。(前川浩之)