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 全国11の銀行に預けられたお金がNTTドコモの電子決済サービス「ドコモ口座(こうざ)」を通じて不正に引き出された問題で、ゆうちょ銀行の口座からは、ドコモ口座のほかに、ソフトバンク系「ペイペイ」などの決済サービスを通じても不正に引き出されていたことが分かった。

 ペイペイの運営会社によると、ゆうちょ銀からの不正な引き出しは今年1月以降、17件の計141万円に上る。ペイペイを通じた不正な引き出しは、ゆうちょ銀以外の金融機関の口座からも別にあるという。

朝日新聞ポッドキャストでは
「ドコモ口座」を使った預金の不正な引き出し発覚に端を発した問題は、PayPayやLinePay、デビットカードなどにも拡大。電子決済を使っていない人も被害にあっています。私たちはどうすればいいのか。栗林史子記者が報告します。

 被害は、ペイペイを使っていない人の銀行口座でも起こり得る。

 11行の預金をめぐるドコモ口座を通じた不正な引き出しは、143件の計2676万円。新たなルートの不正が見つかったことで、被害が大幅に膨らむ懸念が出てきた。

 ドコモ口座以外の複数のサービスを通じた不正があることは、ゆうちょ銀を所管する高市早苗総務相が15日午前の記者会見で明らかにした。「(ドコモ口座以外を通じた取引でも)不審な出金がないか、幅広く確認しなければいけない」と述べた。

 ゆうちょ銀はこれを受けて同日夕に急きょ記者会見し、事実関係を認めた。被害の件数や金額などの詳細は明らかにしなかった。

 ゆうちょ銀は一方で、ドコモ口座を含む二つの決済サービスとのお金のやりとりはすでに停止したと公表した。

 さらに、2段階認証がないなど銀行側の本人確認が不十分な計八つのサービスとの連携は近く利用を止める、としている。ペイペイは、この対象に含まれる。ただし、いつ停止できるかは不明という。その遅れが被害の拡大につながる懸念がある。

 金融庁は15日夜、銀行口座と電子決済サービスを連携させている銀行各行やサービス事業者に対し、本人確認が不十分な場合などはサービスを止めるように要請した。被害の確認や安全対策の強化も求めた。

口座情報盗み、不正に引き出しか

 「ペイペイ」や「キャッシュ」など、ドコモ口座以外の決済サービスを通じた銀行預金の不正な引き出しが新たに明らかになった。3千万人超が利用するペイペイによると、被害の対象は、ゆうちょ銀行以外の預金にも及ぶ。サービス事業者と銀行側の双方は確認に追われている。

 ペイペイやキャッシュではアカウント登録時に、SMS(ショートメッセージサービス)を使った認証や、身分証登録なども行っている。不正な取引の監視は24時間体制で行っており、メールアドレスだけで開設できたドコモ口座とは違う。

 それでも不正は起きた。ゆうち…

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