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 新幹線問題で国との関係が悪化すると、ほかの事業に影響が出るのではないか――。15日の佐賀県議会一般質問で、九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)をめぐってこんな質問が出た。

 質問したのは、自民党でフル規格整備推進派の冨田幸樹議員。山口祥義知事が7月、国への政策提案で国土交通省を訪れた際に「幹部に面会できなかったと聞いている」。新幹線をめぐって国と県の関係が悪化すると「国関係の事業が採択されなかったり、予算が削られたりするのではないか、との心配の声もある」とした。

 山口知事は「国と地方自治体は、それぞれの判断で仕事をしている。主張すべきところは主張しなくてはならない」。7月の霞が関訪問時は、新型コロナ対策で日帰りだったが、国交省の幹部にも2人面会したと説明。赤羽一嘉国交相との関係も「立ち位置は違うが、エールを送り合える関係だ」と強調した。

 その上で「もし官僚組織が新幹線を念頭に置きながら、佐賀県に不利益なことをほのめかすなんてことがあれば、官僚の矜持(きょうじ)を失うに等しい。もし証拠があるのであれば、しっかり公表すべきだ」と語気を強めた。(福井万穂)