小惑星探査機「はやぶさ2」が、新たに向かう目的地として、二つあった候補から「1998KY26」を選んだのは、もう一方の「2001AV43」に比べて、より堅実な選択肢だったからだった。
もし2001を選んでいたら、はやぶさ2は、到着までに金星に近づいて方向を変えなくてはいけない。金星を観測している探査機「あかつき」と一緒に観測できる期待もあったが、太陽に近いため、搭載機器やイオンエンジンの許容温度を超えてしまう可能性があった。また、金星で方向を変えるスイングバイも簡単ではなく、失敗すると目的地に到達できない危険があった。
一方、1998の場合はそれほ…
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