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 財務省が16日発表した8月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出額は前年同月比14・8%減の5兆2326億円だった。減少幅は7月(19・2%減)から縮小し、5月を底に徐々に輸出が回復してきているが、欧米向けは低水準の状況が続いている。

 輸出額の品目別では、自動車の減少が大きく、前年同月比19・4%減の7006億円だった。

 地域別では米国向けが前年同月比21・3%減、EU(欧州連合)向けが19・2%減。7月に7カ月ぶりに増加に転じていた中国向けは5・1%増で、2カ月連続の増加となった。半導体製造装置や非鉄金属が伸びた。

 輸入額は20・8%減の4兆9843億円。減少幅は7月より縮小したが、原粗油や液化天然ガスなどエネルギー関係が引き続き大きく減った。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は2482億円の黒字で、2カ月連続の黒字となった。(新田哲史)