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 熊本県球磨村のアマチュアカメラマン小川一弥さん(78)が、7月の豪雨による被害を免れた写真を集めた展覧会を開いている。押し寄せる濁流に一時は死も覚悟したが、カメラと作品を守り、水没する自宅の壁を突き破って脱出した。展示している球磨川の自然をテーマにした作品には、復興への願いも託した。

 球磨川流域の熊本県水上村岩野にある小松慎平美術館。仲間の写真とともに小川さんの撮った約20点が並ぶ。青と橙(だいだい)の羽色が美しいカワセミや、白黒の模様とトサカが特徴のヤマセミ。「初めての写真展。それを楽しみにがんばってきました」。今も自宅の片付けに通いながら、避難所で暮らす。

 学校技師を退職後の2006年、犬の散歩中に1羽のカワセミが飛んでいた。羽の美しさに思わず見とれた。その姿を収めたくてカメラを買った。

 夜明け前から川辺にテントを張り、カメラを構えるのが日課になった。魚を捕ったり、羽を休めたりするカワセミ、ヤマセミ。地元の田園風景や催事なども撮影し、毎年さまざまなコンテストで受賞を重ねた。17年にはJR九州の観光列車「かわせみ やませみ」の車内写真に採用された。腕前を見込まれて7月中旬に写真展が開かれることになった。

 準備も大詰めだった7月4日、…

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