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 コロナ禍のなか、遠くに住む高齢の家族に会うのが難しい状況が続いています。ゴールデンウィークもお盆休みも帰省を自粛する人は相次ぎました。顔を合わせれば何となく感じられる異変にも、気づきづらくなります。親や高齢の家族は大丈夫だろうか――。いつも以上に様子が気がかりです。どうしたらよいのでしょうか。

電話では話すものの…… 

 東京で勤務する私(39)の実家は大阪にある。高齢の両親が2人で生活している。

 今年1月、母(80)が実家で尻もちをつき、大腿(だいたい)骨を骨折。3月に退院したが「要介護3」となり、介護が必要な状態に。これまで料理などほとんどしたことがなかった父(83)が家事を担い、母を支えている。同じ大阪に住む姉が時々2人の様子を見に行っている。

 私が最後に両親に会ったのは、まだ母が入院していた3月上旬。退院後も顔を出そうと思っていたが、コロナの影響が徐々に大きくなり、帰省しづらい状態が続いた。

 緊急事態宣言が5月末に解除され、「夏休みは何とか帰れるだろう」。そう思っていたものの、その後東京や大阪で感染者がまた増加。姉から「2人とも元気にしているから、今回は帰って来なくても大丈夫」と、ストップがかかった。

 両親とは時折電話で話してはいるが、電話だけだとどう暮らしているのか、いまひとつ分からない。日中はどのように過ごしているのか、どのようなものを食べているのか、お風呂はどのようにして入っているのか、など自分の目で確認できないだけに不安を感じる。

 私の場合、姉が近くに住んでいることに加え、親が訪問リハビリや訪問入浴介護といった介護保険サービスも利用しているため、比較的異変はつかみやすい。ただ、遠方に親がいる人の事情はさまざまだ。きょうだいや介護事業者以外に、どんな方法で「異変」に気づくことができるだろうか。

まずは「ネット環境整えて」

 「コロナ禍で遠くに住む両親に会えなくなったという話はよく聞きます」。そう話すのは、NPO法人「パオッコ」理事長の太田差恵子さん。遠距離介護を行う子ども世代を支援している。

 離れて暮らす高齢の親の様子が心配な場合、太田さんはまずインターネット環境を整えた方がいいとアドバイスする。ビデオ通話に役立つからだ。「直接会えなくても、顔を見られると安心するという声は多いです」(太田さん)。ビデオ通話だと通信量が大きくなりがちだが、定額制のサービスにすれば通信量を気にせず使うことができる。

 パソコンがなくても、双方とも…

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